営 業 の 松 村 で す 。
当社は新築住宅の建築を柱にその他、リフォームも大きな柱の一つとして営業させていただいております。
その中で、外構工事もたくさん施工させていただいています。
本日は、“ 大 谷 石 ” について少々ご紹介させていただきます。
( ※ 画 像はクリックすると大きくなります。)
大谷石で積まれた邸宅の塀は、重厚感がありとても趣を感じます。
ですが、大谷石などの凝灰岩は密度が低く、汲水率が高く、
風化しやすい柔かい多孔質石材です。
劣化と風化を抑制する為に重要な事は、水の浸透や
凍結融解を防ぐことが肝心です。
また、石材本来の美観を変えない防水剤塗装を施すことも重要です。
上記の写真は、表面からボロボロと粉や欠片が落ちてきてしまっている状態です。
「掃除をしても道路上に無数の粉・欠片が落ちてきていて今後どうなってしまうのか?…。」
お客様もご心配になっていたようです。
それからもう1枚の写真は、亀裂の入っている部分です。
最上段は、手で揺らすと動いてしまうほどでした。
もともと、大谷石は、鉄筋無しで積んでいますので、
大震災の時には、栃木県でも倒壊してしまったとのことです。
最近、小さい地震が頻繁に起きています。
「もし、大きな地震が朝の小学生の通学時間にでも
起きてしまったらそれこそ大変なことになる…。」
とお客様のご心配がありました。
早速、「大谷石の修理+補強」の案と、「大谷石の撤去+基礎増し打ち+新ブロック積み」の
ご提案をさせていただきました。
修理の場合は、もろく劣化してしまった表面を削り取り、新しい素材を貼っていくというやり方。
鉄筋が入っていないので、各、大谷石の裏側を上下左右にカスガイで止めていくというものです。
しかし、修理・補強だと少々不安が残ります。今回は、いつ何時大地震が起きたとしても大丈夫なように、
基礎を大きく増し打ちにして、重量ブロックを載せることになりました。
きれいに輝くニューマッキンレーという種類です。
この画像が 「ニューマッキンレー」 です。
本日、5段積み上がったところです。
最後にこの上に笠1段で終了です。
“ も う す ぐ 完 成 で す。”
大谷石のご質問や、また、現場調査も承りますので、お気軽にお問い合わせお願いいたします。
担当 : 松 村 まで お 願 い い た し ま す 。